英会話スピーキングを劇的に伸ばすたった一つの魔法の質問
「何の目的で英会話を勉強するのですか?」
このシンプルでとっても簡単な質問にあなたは答えられるでしょうか?まさにこの質問に答えられるかどうかがスピーキングが上達するかしないかの分かれ目といっても過言ではありません。
この質問に曖昧にしか答えられないと、英会話の勉強する方向がブレてしまうので、アレもコレもと手を出してしまい、全てが中途半端になってしまうのです。
英会話のスピーキングをガシガシ勉強していく前に、
目標を明確にする
ということが本当に大切です。今まで真剣に考えたことがなかった人はぜひ一度「自分が英語を勉強する目的」を考えてみてください。
この記事では、スピーキング上達のカギとなる心構えについて書いていきたいと思います。
目次
英会話スピーキングの目標を明確にしないとどうなるか?
英語が話せるようになりたい!と思って、一生懸命英会話を勉強している人は多いと思います。ただ英語を勉強する理由を尋ねると、明確な答えが返ってこないことも少なくありません。
そのような人は、英語を使って何がしたいか、何のためにスピーキングを上達させたいのか?というはっきりとした目標を持って勉強することで勉強の効率は劇的によくなります。
では、スピーキングの目標はなぜ明確にしなければならないのでしょうか?それは、私たち日本人が英語ができるようになるためには、
選択と集中
が重要となるからです。
英会話の領域は広すぎる
「英会話」と一言で言っても、
- 旅行で困らない英会話を身に付けたい
- 英語を使って仕事がしたい
- 外国人の恋人が欲しい
- 留学して海外の大学で勉強したい
- 外国人の友達に日本を案内したい
これらで必要となる英会話の単語や言い回しは全然異なります。英語全てをマスターするなんてとてもじゃないけどできません。日本語だって全てを知っているわけではありませんよね。
英会話の領域は広すぎるので、目標を達成するのに必要なものだけを勉強していくことが効果的です。
使わない英語を勉強する羽目になる
先ほど英会話は場面いよって必要となる単語や言い回しが異なるという話をしましたが、人によっては全く不要な英語もあります。
例えば、仕事で使える英会話力が欲しいという人が、「恋愛」や「留学」に関する英会話を勉強したところで大して役に立たないことは目に見えています。
ちょっとした会話や会食時に役に立つことはあるかもしれませんが、主に仕事で使いたい人が一生懸命時間をかけて勉強するような英語ではありませんよね。
時間がかかりすぎる
スピーキングを上達させる目標が明確ではない場合には、アレもコレもと色々な分野に手を出してしまい、上達に時間がかかってしまうというケースが多々あります。
ビジネスで英語を使いたい人は、会議で使う英語や交渉の時に使う英語を勉強する必要があるのに、レストランでの英語や学校生活で使うような英語を勉強してしまったら時間がいくらあっても足りません。
これは極端な例ですが、目標に沿った内容をピンポイントでズバッと勉強しないと、英語はいくらやっても話せるようになりません。
モチベーションが下がりやすい
上達が実感できないとだんだんモチベーションが下がってきてしまうもの。いくら勉強しても成果が出てこないとやる気無くなりますよね。
目標を明確にすることで、その目標に達するためにさらに細かくした小目標を立てることが可能になります。その小目標を目指して日々勉強していくことで達成感を得られますので、モチベーションが維持しやすくなります。
目標が明確ではないと、全てが中途半端になって、結局挫折してしまうということになりかねませんので、英語を学ぶ具体的な目標を立てることが大切なのです。
英会話スピーキングの目標はめっちゃ具体的にしよう
スピーキング目標を立てるときのコツは、英会話ができるようになった後の自分を想像して、
めっちゃ具体的な目標にする
ということ。できるだけ具体的な目標を立てて、紙に書いて毎日見えるところに貼っておくことをおすすめします。
スピーキング目標の例
じゃあどんなのが具体的なの?ってことで、スピーキング目標の例を紹介したいと思います。
今はまだ英語を話す仕事のチャンスはないが、将来的にはグローバルM&A案件のプロジェクトリーダーになって英語を駆使して取引をまとめたい。そのために、まずはTOEIC850点を取った後、会議と交渉、電話MTGをスムーズに行えるような英会話力を身に付けたい
これが良い目標かどうかは議論があるところですが、英語ができるようになった後に何をしたいか、そのためにはどんな英語を勉強していく必要があるのかが明確になっていますね。
目標はどんどん見直そう
とは言ってもなかなか簡単に目標って立てられるものでも無いんです。特に10代〜20代前半までの人は、そもそもやりたいことが見つからない人も多いんじゃないでしょうか?
そんな人はまずは適当に決めてしまうのも一つの手です。
一回目標を決めたら、もう変えちゃいけない!ってことは全然ありませんので、都度目標は見直しましょう。
漠然と英語を勉強してしまうのが一番の悪で、本質は「何で自分は英語を勉強するんだろう?」ということを常に頭に入れながら勉強することが大事なんです。
なので、数ヶ月〜半年に1回ごとにゆっくり時間を取って、英語を学習する目標について考えてみるといいかもしれません。
英会話のプロに相談して目標を立てる方法もある
どうしても目標がわからないという人は、英会話のプロに相談して目標を立てる方法もあります。
オンライン英会話の「レアジョブ」や「DMM英会話」では、日本人コンサルタントによる英語全般のカウンセリングを受けることができます。
どうも英語の勉強にモヤモヤするという場合には、一度相談してみることをおすすめします。
この記事のまとめ

- 目標を明確にすることこそスピーキング上達のカギ
- 目標を明確にしないとこんなことが…
・英会話の領域は広すぎて全てをマスターできない
・使わない英語を勉強する羽目になる
・時間がかかりすぎる
・モチベーションが下がりやすい - 英会話スピーキングの目標を立てるコツ
・めっちゃ具体的な目標にする
・最初は適当で良く、定期的に見直す
・英会話のプロに相談することも可能
この記事では、英会話スピーキングには、目標を明確にすることが大切だという話をしてきました。
「何の目的で英会話を勉強するのですか?」
この質問は英会話上達のカギとなる魔法の質問なので、定期的に自問自答することを心がけてみて下さいね!