オンライン英会話で伸びない・伸び悩む人の特徴と改善策|復習を通してのインプットが伸びる人になる鍵
オンライン英会話を利用しているけど、いまいち効果を感じない。そんな人はオンライン英会話への取り組みが間違っているのかもしれません。
同じオンライン英会話を利用していても効果が出る人と効果が出ない人に分かれます。その境目はどのようなものなのでしょうか。
実はオンライン英会話を使っても伸びない人には共通する特徴があります。
- オンライン英会話でしか勉強をしておらずインプット不足
- オンライン英会話の予習・復習をしていない
- 目的に合わせたオンライン英会話選びをしていない
- フリートークばかりしている
それぞれについて解説していきます。
目次
特徴1
オンライン英会話でしか勉強をしておらずインプット不足
オンライン英会話「でしか」英語を勉強する時間を取っていない人は、伸びない・伸び悩む傾向が強いです。オンライン英会話さえ受けていれば英語が話せるようになると勘違いしている人もいるかもしれませんが、これは誤解です。
伸びない人は満杯のコップに水を注ぎ続ける
アウトプットをする場所としては、これ以上ない英語学習環境を整えてくれるオンライン英会話。オンライン英会話だけをやっていてもインプットがどうしても不足してしまいます。
わかりやすく説明するためにコップに水を入れることを例にとります。水を注ぐことがアウトプットだと思ってください。最初は空っぽのコップの中に水が入っていきますが、だんだんコップが満杯になり最後には溢れ出てしまいますよね。
当たり前ですが、コップの容量以上の水は入りません。より多くの水を入れるためにはどうしたらいいでしょうか?答えは簡単で、コップ自体を大きくすればいいですよね。このコップを大きくする作業がインプットなのです。
オンライン英会話だけしか勉強していないと、水がいっぱい入っているコップにひたすら水を注ぎ続けるようなものなので、一定以上は伸びなくなってしまうのです。
改善策:インプットの時間も大切にする
一方伸びる人は、自習のインプット時間も大切にします。英語が話せるようになる勉強時間は1000時間と言われています。毎日25分のオンライン英会話だけでは達成することが難しい数値です。
伸びる人は、自習で「瞬間英作文」や「暗唱」など、地味で辛い勉強も嫌がらずにやっています。インプットとアウトプットは車輪の両輪のようなもの。どちらもやっていく必要があります。
- オンライン英会話でのアウトプットしかしないと頭打ちになる
- インプットとアウトプットをバランスよくすることが大切
- 結論:インプットの時間も確保しましょう
確かに英会話は実践しなければ上達しません。一方で地に足をつけた地道なインプット作業も欠かすことができないものなのです。オンライン英会話の時間しか勉強時間を取っていなかった人は、少しでもインプット時間も取り入れるようにしましょう。
特徴2
オンライン英会話の予習・復習をしていない
オンライン英会話の授業を受けたら受けっぱなしにして、復習を全くしない人、レッスンに何の準備もせずに望む人も伸びない人の典型例です。
伸びない人はわからないところを放置する
オンライン英会話を利用して伸びない人・伸び悩む人はレッスンには全力投球するものの、そのレッスンから何を学んだのか聞かれると答えられないことが多いです。
レッスン中にわからないことや言いたいけど言えないがあったとしても、それをそのまま放置してしまい、次また同じようなことを言いたい時に話せないのです。
また、レッスンに向けた予習をしないので、レッスンでの労力の割に得るものが少なく、伸び悩む原因になります。いくらやっても中々上達しないので、モチベーションが下がってしまうという問題もあります。
改善策:予習・復習をして次のレッスンに活かす
一方、伸びる人は、毎回のレッスンに向けた予習やレッスンで得たことを定期的に復習して、学んだことを次のレッスンに活かそうとする姿勢があります。
オンライン英会話はレッスンももちろん大事ですが、それと同等以上に大切なのが、予習と復習です。
伸びる人はこれを良く理解しており、レッスンで言えなかった表現を次回のレッスンまでに徹底的に調べる、レッスンの内容で使えそうな言い回しを「瞬間英作文」で自分のものに落とし込む、レッスンテキストの会話を暗唱できるまで読み込むといった復習をしています。
このレッスンを無駄にしない貪欲な姿勢が英語力を高めることにつながりますので、予習と復習に力を入れるようにしましょう。
特徴3
目的に合わせたオンライン英会話選びをしていない
数あるオンライン英会話。それぞれ強みとしている分野がありますので、自分の目的に沿ったオンライン英会話選びをしないと、上達を実感しにくいことになります。
伸びない人は適当にオンライン英会話を選ぶ
例えば、ビジネス英語を学んでバリバリ英語を使った仕事をしたいという人が、日本の観光名所についてフリートークをしたところで、ビジネス英会話を習得することはできません。
ビジネス英語を学びたいのであれば、ミーティングや電話などで頻繁に使用する表現を学べるオンライン英会話を選ぶ必要があります。ビジネス英語を教えることに特化しているオンライン英会話スクールを選ぶのが正解です。
ただ「安いから」という理由や「直感で」という理由でオンライン英会話を選ぶと伸びない大きな原因になります。
改善策:目的に沿ったオンライン英会話を選ぶ
世の中には「オンライン英会話戦国時代」と呼ばれるほど多くのオンライン英会話スクールが乱立しています。
その中には、レッスンが受け放題のスクールやビジネス英語に特化したスクール、イチから日常英会話が学べるスクールまで英語を学ぶ目的に合致したオンライン英会話スクールがあります。
自分が英語を学ぶ目的は何か?どのような受講形態が一番あっているのかを良く考えた上でオンライン英会話スクールを選ぶようにしましょう。
以下の記事にてあなたにあったオンライン英会話スクールの選び方を紹介していますので、今まであまりよく考えずに選んできた人は参考にしてみてください。
特徴4
フリートークばかりしている
オンライン英会話でフリートークばかりしているのは、英語力が頭打ちになる大きな原因となります。
伸びない人はフリートークで英語が伸びると誤解している
オンライン英会話はアウトプットの場ですから、フリートークをするのはある意味理にかなっています。また、自分の好きな話題を話すことができますから、気分的にも楽ですよね。
しかしフリートークばかりやっていると、一定の時期から英語が上達しなくなります。フリートークには以下のデメリットがあるからです。
- フリートークはレッスンでないので間違いを指摘してくれない
- いつも同じ語彙や表現で話してしまうため上積みしにくい
- テーマを決めないと、いつも同じような会話になってしまう
フリートークは留学経験のある人や帰国子女など、十分な英語力がある人が英語力維持を目的として利用する時にもっとも効果を発揮します。
英語学習者がフリートークをし続けても、度胸がついたり場慣れすることはあっても、新しく知識を身につけることができません。オンライン英会話の使い方としては、効果が薄い勉強法です。
改善策:フリートークを止めてカリキュラムに沿ったレッスンにする
今までフリートーク中心にオンライン英会話を受けていた人、フリートークをメインにオンライン英会話を使おうと思っていた人は、英語上級者でない限り、フリートークは止めた方がいいです。
しっかりとしたカリキュラムが組まれているレッスンを受け、徐々に話せる語彙や表現力を高めた方が結果的に早く上達することができます。
そしてカリキュラム通りのレッスンに飽きた時、または自分の英語力が上がったかどうかを確認したい時にフリートークのレッスンを利用するといいでしょう。
まとめ
オンライン英会話を利用して伸びない人、伸び悩みを感じやすい人の特徴と、その改善策について解説してきました。
まとめると、オンライン英会話は受動的ではなく、能動的に勉強することが伸びる絶対条件です。オンライン英会話を毎日受講していれば英語ができるようになるというのは幻想です。
オンライン英会話を利用しても効果がなかなか実感できずにいる人は、レッスンへの取り組み方を変えてみることを検討してみてください。